インスピレーションと生活の融合

インスピレーションと生活を融合させたい。

閃きに任せて献立を決めたり、料理をするのは得意だけど、掃除や洗濯とインスピレーションがどのように融合するのか、想像もつかない。

 

やらなければならない、と思うと腰が重くなる。

そもそもインスピレーションと逆行する動きだから。

インスピレーションは気まぐれだから、コントロールの効くものじゃない。

こっちの締切や、タスクなんてお構いなしのインスピレーションと現実の折り合いをつけるにはどうしたらいいものか。

 

この夏、生活の積み重ねがどれだけ大切な営みなのか、祖母に会って痛感した。

年齢に関わらず、祖母はきちんと生きていた。

それは掃除の行き届いた浴室やお手洗いを見たらすぐに分かった。

 

だからこそ、人間としての日々の営みを、こなすべきタスクとして見たくない。

面倒だと思いながら、一瞬一瞬を雑につまらなく生きるのがなおさら嫌になった。

もっと、日々の生活を大切に過ごそうと決めた夏だった。