はみ出し者の生き方。

気持ちに正直でいる時間が長ければ長いほど、自分の人生を生きている実感があって、楽しい。

 

そんな生き方がようやく板についてきたと同時に、社会とのギャップがかなり広がってしまった。

 

もう私は今後、社会人という自負と責任を持って、企業に属すことができないかもしれない、と面接の帰り道に思った。

とぼとぼ一人雑踏の中を歩きながら、「これからどうしよう...」と思った。

 

自分の心の声がハッキリ聞こえてしまうことが怖くて、億劫で、ずっと無視してきた。

社会では自分を押し殺さないとやっていけないとずっと思ってきたから。

 

だけど、ハッキリしているからこそ、やりたいことが分かりやすいという考え方もある。

やりたきゃやればいいし、やりたくなきゃやらなくていいんじゃない?

 

そもそも、心の声に従った先に破滅が待っていると思い込んでいるのはなんでだろう?

 

心がウキッとときめく職種や会社は今のところ見つかっていないけれど、それは私が長らく本音に従っていなかったからだと思う。

 

ここ最近になって、頭で考えた通りに現実を動かそうとしなくなった。

今この瞬間の本音優先で日々過ごし始めてから、暮らしの中の行動が制限されなくなってきた。

というより、心の本音を追いかけていたら、今この瞬間やりたいことがパッと思い浮かぶ。

気づいたらやっている。

 

「目先の何かを得ようとするための行動」ばっかり頭で選んでいたから、自分の本音は常に後回しで、もはや本心が分からなくなっていた。

 

今は社会と少しでも足並みを揃えようという気概がすっかりなくなってしまい、正式にはみ出し者になってしまった気がする。

未知の世界だ。

これから何をしよう?