具体的なビジョンは持とうとして持つのか、ビジョンの方からやってくるのか分からない時がある。
電車に揺られて目を閉じていると、二つのビジョンが降りてきた。
一つ目は、木目調のラウンドテーブルが置いてあるオフィスらしき場所。
広い空間、温かい照明。
人々の服装はオフィスカジュアル。
キム秘書はいったい、なぜ?のパクミニョンと似た装いの女の人が見えた。
意外だったのは、ビジョンと一緒に自分の体感も湧いてきたこと。
「ここが私の居場所」
「居心地がいい〜」
という体感がものすごくハッキリ感じられた。
二つ目のビジョンは、宝くじ売り場の前を歩いている時に見えた。
ルンルンで海沿いの道を運転してる自分の姿。
白ティーにジーンズ、髪の毛は茶髪ボブで、パーマもかけてそう。
新居には素敵な家具が揃っていて、パートナーと暮らしそのものを楽しんでいるような姿が見えた。
ベージュの絨毯とお洒落な照明がハッキリ見えた。
余計な心配がなくて、澄み渡っている気分。
あまり今の自分の延長線上にある未来ではなさそう。
久々にクリアなビジョンが見えて、現実のリアルさを疑ういいきっかけになった。
そして、目の前の現実や悩ましいシチュエーションに意識を向けている時間がもったいなく感じられた。
確実に存在しているはずの現実も、自分の入り込み具合で急にぼやけたりするから面白い。
私たちの意識がガッツリ事象に向いていて、確かなるものだと信じて疑わないからこそ、ガッチリとした現実が目の前にあるように感じられるのかもしれない。
心細いながらもビジョンに励まされて、未来が楽しみになってきた。
固定概念の外に出ると、景色も変わる。
こうやって具体的にやってみたいことが思い浮かんで、行動して、形になって、現実が出来上がるんだろうね。