熱々のトマトパスタ

熱々のトマトパスタを頬張っているときに、

「犬食いするやつ」に不満をこぼす彼女を思い出した。

彼女の発言を横目に、姿勢を顧みて、なんとなく背筋を伸ばしてみた。

 

彼女は特定の人物を鮮明に思い出しながら、犬食いするやつがいかに無理か語っていた。

その後も数回「犬食いするやつ」って言ってたな。

内容は思い出せないけれど、力の籠もった言い方を時々思い出す。

 

 

人は日常を隠しきれない。

ここぞというときに垣間見えるのがその人の生活であり、人生に対する姿勢なのかもしれない。